
転送方法について
すべてのサーバーでFTPES(暗号化通信)とFTP(暗号化無し)に対応しています。
FTPES(暗号化通信)はFileZillaの場合FTPS(Explicitモード)と表示されるモードです。
FTPのアクセス制限について(Gumblarウイルス ガンブラー/別名GENOウイルス 対策)
すべてのサーバーでFTPのアクセス制限が可能です。
制限する場合はログインディレクトリに.ftpaccessというファイル名で設定ファイルを設置して下さい。
※確認の為などでご自身のIPアドレスを制限してしまうと以降一切接続出来なくなり設定を元に戻す事が出来なくなります。
.ftpaccessの書式例:
---特定のIPアドレスからのみ接続を許可するには---
<Limit ALL>
Order Allow,Deny
Allow from ***.***.***.*** (または Allow from ***.***.***.***/**)
Deny from all
</Limit>
「***.***.***.***」にはIPアドレスもしくはドメイン名(FQDN)が入ります。
ドメイン名で指定する場合はホスト名を省略出来ません。
.ftpaccessの設置方法:
1.上記.ftpaccessの書式例を参考にWindowsのメモ帳などで設定ファイルを作成し、ファイル名をftpaccessとして保存します。(保存したファイル名はftpaccess.txtとなります。)
2.保存したftpaccess.txtをFTP又はFTPESでサーバー上のログインディレクトリにアップロードします。
3.アップロードしたftpaccess.txtのファイル名を.ftpaccess(ドットエフティーピーアクセス)に変更します。
※FTP自体を禁止するとご自身も一切接続出来なくなります。
パスワードの取り扱いについて
一般に利用されているFTP接続はデータ通信が暗号化されずパスワードも平文で流れますので盗聴による被害が問題となっています。特別な事情が無い限りデータ通信が暗号化されるFTPESをご利用下さい。
データ通信が暗号化されていてもパソコンがウイルスに感染するとパソコン上に保存してあるパスワードが盗まれる危険があります。パスワードを暗号化して保存する事が分かっているソフト(NextFTPなど)以外はパスワードを保存せず、接続の度に手動で入力する事を推奨致します。
FTPESとは
FTPES(File Transfer Protocol over SSL/TLS Explicit)とは通常のFTPポートに接続しTLSにより暗号化通信を確立後に認証とファイル転送を行う仕組みです。認証とファイル転送の両方が暗号化されます。
※FTPESは安全な転送が可能ですが暗号化通信する為の負荷がある為通常のFTPより転送速度が遅くなります。
転送ソフトの設定について
ほとんどの転送ソフトではデフォルトの設定から下記5項目を変更すれば接続可能になります。
ページ下部に主な転送ソフトの設定方法を解説したリンクがありますのでご利用下さい。
サーバー名: | アカウント情報に記載のFTPサーバー名 |
ホストの初期フォルダ: | public_html |
ユーザー名: | 会員ID |
パスワード: | 会員パスワード(転送ソフトには保存しない事を推奨) |
転送プロトコル: | FTPES推奨。FTPにも対応しています。 |
PASVモード: | 使用する |
ログインディレクトリについて
webに公開するディレクトリは"public_html"です。転送ソフトに「ホストの初期フォルダ」等の設定項目がある場合はpublic_htmlと入力して下さい。
FileZilla3.3.4ではスラッシュを省略出来ませんので /public_htmlと入力します。
FileZilla3.3.3では相対パスを受け付けませんので /home/会員ID/public_html と入力します。
public_htmlの一つ上の階層がログインディレクトリとなります。
ログインディレクトリの絶対パスは /home/会員ID です。
ここにアップロードしたファイルはwebから直接アクセス出来ませんのでCGIのパスワードファイルやデータディレクトリなどを設置するのに適しています。
TOPページのファイル名とアクセス用URLについて
TOPページには以下のファイル名が利用出来ます。 表示の優先順位は左から順番です。
index.html index.htm index.shtml index.php index.hdml
TOPページへは以下どちらのURLでも接続可能です。
http://www.ドメイン名/
http://ドメイン名/
アカウントお渡し時は確認用のTOPページ(index.html)が設置されております。
これは不要ですので、最初のアップロード時に削除又は上書きして下さい。
SSI の設置について
SSIを利用するページは拡張子を.shtml として下さい。
セキュリティー上の理由から"exec" (CGIなどのプログラムの実行結果を受け取って表示する)は利用出来ません。
SSIカウンターなどの中には"exec"を利用するものがありますが、弊社サーバーでは動作しませんのでご注意下さい。
主な転送ソフトの設定方法
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FileZilla Client (Windows&Mac) :無料:暗号化通信対応。Macでも使える数少ないフリーFTPクライアント。
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NextFTP (Windows):有料:暗号化通信対応。パスワードを暗号化して保存するので安心。
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DreamWeaver (Windows&Mac):有料:CS5.5から暗号化通信FTPESに対応。